
AMDの次世代グラフィックアーキテクチャ「GFX1250」(CDNAシリーズの一部)に関する最近の開発状況が明らかになりました。この発表は、テクノロジー愛好家や業界専門家の間で大きな関心を集めています。
AMDのGFX1250を理解する:新しいCDNAアーキテクチャの洞察
予想通り、AMDはGPU製品の強化に向けて、新しいアーキテクチャによる革新を続けています。業界アナリストは、今後登場するRDNA 4の後継製品にUDNA(Unified DNA)テクノロジーが採用される可能性があると示唆しています。このアプローチは、RDNAアーキテクチャとCDNAアーキテクチャの長所を融合し、NVIDIAの確立されたCUDAエコシステムに対してAMDを競争力のある立場に立たせることを目指しています。しかし、最近のリーク情報から、このコンセンサスとは異なる可能性が示唆されています。
@Kepler_L2氏によって、カーネルコードベースに「GFX1250」デバイスIDが追加されたことが検出されました。このエントリは、この新チップのアーキテクチャとして「CDNA」が明示的に指定されていることを裏付けています。AMDのデバイスIDをよく見ると、明確なパターンが分かります。例えば、GFX1100はRDNA 3、GFX1150以上はRDNA 3.5、RDNA 4はGFX1200から始まります。

「GFX1250」は、RDNA 4アーキテクチャの拡張版であるように思われ、これはGFX1150がRDNA 3からRDNA 3.5への移行期に果たした役割に似ています。さらに、以前の情報では「UDNA」アーキテクチャがGFX13(またはGFX1300)と表記されていたため、AMDがGFX13/14 IPに移行し、UDNA世代の幕開けとなる前に、GFX1250がMI400シリーズに搭載される可能性が示唆されています。
しかし、「CDNA」という明確な言及は、RDNA 4の後継機種との関連性について疑問を投げかけます。これはRDNA 4.5の兆候なのでしょうか、それともUDNAの到来を示唆しているのでしょうか?この曖昧さから、GFX1250がRDNA 4の後継機種なのか、それとも全く新しいアーキテクチャの方向性を示すものなのか、推測の余地が残ります。
統合グラフィックスに関しては、AMDがCPU/APUにRDNA 4アーキテクチャを導入する兆候は現時点ではありません。Medusa PointプラットフォームではRDNA 3.5アーキテクチャが継続される見込みです。そのため、GFX1250がAMDのCPU/APU製品群に採用される可能性は低いでしょう。
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