
約2週間の中断を経て、Windows Insider ProgramのBetaチャネルをご利用のお客様は、新しいアップデート「Windows 11 Build 22631.5696(KB5062663)」をダウンロードできるようになりました。今回のロールアウトは、通常の段階的なリリースモデルを経由せず、Windows Updateからすぐに利用できる点が特徴的です。
Microsoft はこのアップデートを「通常のロールアウト」と呼んでいます。これは、大きな新機能は導入されないことを示唆しており、代わりに、既存の機能を強化し、さまざまなシステム領域にわたる重大な問題に対処することに重点を置いています。
アップデート機能と改善点
この最新ビルドでは、さまざまな機能強化と修正が行われています。変更ログに記載されている主な改善点の概要を以下に記載します。太字で強調表示されているカテゴリは以下の通りです。
- [国とオペレータ設定アセット(COSA)]
- ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、特定のモバイルキャリアのプロファイルを更新しました。
- [ファイルシステム]
- 大きなファイルでバックアップ アプリケーションを使用すると、システム メモリが枯渇することがある、Resilient File System (ReFS) の問題を修正しました。
- 共有フォルダ内のPDFファイル検索時に「No More Files(ファイルがありません)」や「STATUS_NO_MORE_FILES(ステータス_ノー・モア・ファイルズ)」といった不正確なエラーメッセージが表示される問題を解決しました。これらの問題は仮想PDFプリンタへの出力に影響し、バックアップ手順に支障をきたしていました。
- [ネットワーキング]
- 休止状態から再開した後、アクティブなセルラー接続を持つ一部のシステムで周辺機器の接続遅延が修正されました。
- [プリンター]
- IPP Directed Discovery 中のプリンタ名の明瞭性が向上し、プリンタのセットアップ時に識別しやすくなりました。
- [安定性の問題]
- 2025 年 5 月のセキュリティ更新プログラムのインストール後に散発的に発生し、特定の状況でデバイスが応答しなくなるという安定性の問題を解決しました。
詳細な情報にご興味のある方は、このベータ ビルドの完全な変更ログをこちらからご覧いただけます。
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