ベラルーシのテニス選手アリーナ・サバレンカは、ナスターシャ・ミロンチク=イワノワの投稿に「いいね!」したことでソーシャルメディアの監視に直面したにもかかわらず、ファンから圧倒的な支持を得た。ベラルーシ出身の走り幅跳び選手ミロンチク=イワノワは、ロシアのウクライナ侵略を支持していると非難されている。
ウクライナのスポーツページは最近、ソーシャルメディアの投稿を共有し、現全豪オープンチャンピオンがミロンチク=イワノワ選手の投稿に10件以上「いいね!」したことを批判した。投稿では、この走り幅跳び選手とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とのつながりが疑われていることに触れ、またベラルーシのテレビ局を宣伝するミロンチク=イワノワ選手の投稿をサバレンカ選手が支持したことについても触れていた。
サバレンカ選手への批判にもかかわらず、ファンはそれを好んでいなかった。あるファンは、WTA世界ランキング2位のサバレンカ選手を批判する人たちに、彼女を攻撃するのをやめるよう懇願したほどだ。
「皆さんは人生を楽しみ、サバレンカを放っておいて下さい」とファンはX(旧Twitter)に書いた。
別の支持者は、サバレンカ選手がミロンチク=イワノワ選手の投稿に「いいね!」した決断は、政治や戦争に影響されたものではないと主張した。彼らは、ミロンチク=イワノワ選手の投稿に「いいね!」したという理由でサバレンカ選手を非難することは、単にノバク・ジョコビッチ選手のテニス関連の投稿に「いいね!」したというだけで誰かを「反ワクチン派」と非難するのと同じことだと述べた。
「彼女はドレス姿が素敵な女性の写真に「いいね」した。戦争を支持する人を支持するなんて、ひどい。テニスのジョコビッチの投稿に「いいね」したからといって、反ワクチンを支持すると言っているようなものだ…」とファンはコメントした。
さらに、あるファンは、現全豪オープンチャンピオンのミロンチク=イワノワ選手が「いいね!」した投稿はどれもロシアとウクライナの間で進行中の紛争とは関係がないと指摘し、サバレンカ選手を擁護した。
「これらの投稿は戦争や政治について語っているわけでもない…つまり、ロシアやベラルーシが幸せになるためには、彼女はロシアやベラルーシから来るものすべてと関わることを拒否したり、それに心を集中したりすべきなのだろうか?彼らは彼女に対する人種差別的な憎悪を正当化するために何かを見つけようと必死になっている」とファンは書いた。
テニスファンからのさらなる反応は以下の通りです。
アリーナ・サバレンカ、2023年全仏オープンでの政治的緊張について語る
2023年の全仏オープンが開催されているにもかかわらず、サバレンカはロシアのウクライナ侵攻の話題については沈黙を守り続けた。この反応のなさは、ロシアの攻撃的な行動を支持する兆候だと多くの人に解釈された。さらに、一部の批評家は、彼女がルカシェンコを支持していると非難するまでになった。ルカシェンコはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の強力な同盟者として広く知られているからだ。
昨年の全仏オープンでエリーナ・スビトリーナに準々決勝で勝利したにもかかわらず、ベラルーシのサバレンカ選手はロシアとウクライナの戦争について自身の立場を明確にした。サバレンカ選手はベラルーシをいかなる紛争にも巻き込むつもりはないと述べ、戦争に反対しているためルカシェンコ大統領を支持しないことを改めて強調した。
「私は自国がいかなる紛争にも巻き込まれることを望みませんし、戦争も支持しません。私は戦争を支持しません。つまり、私は今のところ(ベラルーシ大統領の)アレクサンドル・ルカシェンコ氏を支持しません」とサバレンカ氏は語った(ロイター通信経由)。
ベラルーシ人選手の2023年全仏オープンへの旅は、準決勝でカロリナ・ムチョバ選手に予想外に敗れ、終わりを迎えた。
コメントを残す