タタ・エレクトロニクスは、大規模な火災事故を受けて、インドのタミル・ナードゥ州にある工場でのiPhoneの生産を停止した。火災は2024年9月28日の早朝に発生し、約10人が負傷した。
最新ニュース:土曜日の朝、タミル・ナードゥ州クリシュナギリ県ホスール近郊のタタ・エレクトロニクス・プライベート・リミテッド(TEPL)の施設で火災が発生しました。火災は、ホスール近郊のウッダナパリにある同社の携帯電話アクセサリー塗装部門で発生したとみられています… https://t.co/TFGjU4iOW9 pic.twitter.com/8tJvjl0t0J
— チャンドラ・R・スリカンス (@chandrarsrikant) 2024年9月28日
火災の原因はまだ特定されていないが、当局は現場が「非常にひどく焼けた」と述べている。煙と損傷のため、被害の範囲を見積もることは困難である。当局は、この重要な製造拠点でこのような事故がなぜ発生したのかを引き続き調査している。
タタ社は、緊急事態の間、すべての安全プロトコルが順守され、従業員全員が無事に避難したことを確認した。同社は、救助隊が瓦礫の撤去作業を行う間、無期限に生産を停止することを選択した。地区消防署員は、倒壊した建物の撤去作業中、二次火災を防ぐために消防車が工場に一時的に配備されていると述べた。
タミル・ナドゥ州の工場は、iPhoneの背面パネルなど重要な部品の生産を担当している。施設内の別の建物では、今年末までにiPhoneの組み立て作業を開始する予定だったが、現時点ではスケジュールが不透明となっている。
アップルはインドでの生産能力を徐々に増強しており、報道によると、同社はサプライチェーンのかなりの部分を中国から移行する中で、今後3年間でインドの従業員数を50万人に増やすことを目指しているという。タタに加えて、アップルはフォックスコンやペガトロンとも提携しており、両社ともインドで大規模な事業を展開している。
こうした進歩にもかかわらず、Appleはインドでの事業でさまざまな課題に直面している。iPhone 15シリーズの組み立て中に最近起きた品質管理上の問題により、同社は生産の一部を中国に戻さざるを得なくなった。この最近の火災事故は、同地域でのAppleの取り組みをさらに複雑にしている。
ロイター経由
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