NVIDIA GeForce RTX 5090DDが8月に発売:メモリ性能を抑えた中国向けモデル

NVIDIA GeForce RTX 5090DDが8月に発売:メモリ性能を抑えた中国向けモデル

NVIDIAは、8月に発売予定のGeForce RTX 5090DDの発売に向け、中国市場への参入準備を進めていると報じられています。この動きは、Team Greenの中国での事業をめぐる不確実性が続く中で起こりました。特に、米国の輸出規制により複数回の設計変更が必要となったことが挙げられます。

NVIDIA GeForce RTX 5090DD:中国市場向けの妥協した発売

GeForce RTX 5090Dの販売禁止を受けて、NVIDIAは新たな「ダブルD」モデルであるRTX 5090DDの開発に取り組んできました。Benchlifeによると、このカードは8月までに店頭に並ぶ予定で、この新しい(ただし性能は劣る)オプションの導入前に、旧モデルの在庫を一掃する戦略的な措置が取られているようです。

ちなみに…GB202-240 GeForce RTX 5090 DD(仮)は8月発売予定です。

ベンチライフ

RTX 5090DDは、前モデルと同じコア数(RTX 5090と5090Dの両方で21, 760コア)を維持すると噂されていますが、メモリが大幅に削減されています。このダウングレードにより、384ビットバスで最大28Gbpsの速度で動作する24GBのVRAMが採用され、熱設計電力(TDP)は575Wで据え置かれています。この新モデルは、RTX 5090DとRTX 5090に搭載されているGB202-250とGB202-300チップとは異なるGB202-240 GPUを搭載します。また、PG145 WeU 40という最新のPCB設計を採用し、改訂されたVRAMとGPU構造に合わせてレイアウトが強化されています。

NVIDIA GeForce RTX 5090

RTX 5090DDにおける最も大きな変更点は、間違いなくVRAM容量の減少です。RTX 5090と比較して2桁のパフォーマンス低下が予想されることから、中国で販売されるモデルは欧米モデルよりも大幅に限定されることが予想されます。この状況に対処するため、NVIDIAは消費者の支持を得て市場に確固たるインパクトを与えるために、1, 200ドルから1, 500ドルの価格設定を目指していると噂されています。ただし、この価格戦略はまだ確定していない点に留意することが重要です。

RTX 5090DDの8月の発売日は「暫定」となっていますが、市場の動向に応じて変更される可能性があります。NVIDIAのAI製品については、GDDR7メモリを搭載した小型の「Blackwell」AIチップが登場するのではないかとの憶測が飛び交っていますが、詳細は依然として不明です。

出典と画像

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