元FIFA会長のゼップ・ブラッター氏は、予想外にもテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー氏を、サッカー界のトップレベルの人物が関与した2017年の脱税スキャンダルに関連づけた。
当時サッカー界では、レアル・マドリードの元監督ジョゼ・モウリーニョをはじめ、ネイマール、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、アレクシス・サンチェスらが詐欺容疑で告発され捜査を受けるなど、波紋が広がっていた。
それを考慮して、汚職事件により2015年からFIFAの活動から追放され、2027年までその状態が続くブラッター氏は、RTSスポーツとのインタビューで同郷のフェデラーの名前を挙げた。
ブラッター氏は、サッカー界はしばしば厳しい監視にさらされる一方、フェデラーのような「アンタッチャブルな集金人」やNBAや野球などのスポーツ選手は、クリーンな世間のイメージを維持することに成功したため、同様の状況を逃れているようだとの感想を述べた。
「なぜ彼らはサッカー界を攻撃するのでしょうか?最大の集金者の一人であるフェデラーについては誰も何も言っていない」と彼は語った。
「彼はアンタッチャブルだ。彼はすべてを正しく行うので、アンタッチャブルであると確信しています。また、野球やNBAのスター選手も攻撃されない」と付け加えた。
これはロジャー・フェデラーに対する大胆な主張ではあったが、スイスのテニス界のレジェンドが2008年にヨーロッパ最大のタックスヘイブンとされるスイスのヴォレラウに移住し、2014年にそこに650万ドルの邸宅を購入したことは興味深い。
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