
供給難が続く中、Nintendo Switch 2の売上が急増
任天堂は先日、四半期決算報告を発表し、Nintendo Switch 2の目覚ましい成長を明らかにしました。発売からわずか7週間で、本体のセルスルー販売台数が600万台を突破しました。6月末までに582万台が販売され、ソフトウェア総販売本数867万本に貢献しました。中でも「マリオカート ワールド」が563万本で売上トップを走り、実質的には本体1台につきほぼ1本のゲームが販売された計算となります。
供給上の課題が浮き彫りに
任天堂は、Switch 2の入手性に影響を与えている現在の供給問題を認めた。
現在、多くの国でNintendo Switch 2の需要が供給を上回っており、お客様にはご不便をおかけしております。Nintendo Switch 2を可能な限り多くのお客様にお届けできるよう、生産・供給体制の強化に努めてまいります。
売上予測は安定
好調な売上高にもかかわらず、任天堂の2026年度の見通しは変更されていません。同社は引き続き、Switch 2の販売台数を1, 500万台、ソフトウェアの販売本数を4, 500万本と予測しています。
財務実績の概要
第1四半期の決算は前年同期比で大幅な成長を示し、売上高は2, 466億円(約16億ドル)から5, 723億円(38億ドル)へと132.1%増と大幅に増加しました。しかし、知的財産(IP)事業は若干の減少に見舞われ、売上高は175億円から167億円へと4.4%減少しました。これは主に『スーパーマリオブラザーズ ザ・ムービー』の収益減少によるものです。
結論
任天堂がSwitch 2のライフサイクル初期段階において堅調な販売実績を残したことは、供給制約下においても消費者の強い需要を裏付けています。同社が生産戦略の調整を続ける中、ゲームコミュニティは任天堂の主力ゲーム機の今後の展開と将来を注視しています。
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