Windows 11 KB5053661 ベータ版の新しいスタートメニュー機能でアプリをまとめて管理

Microsoft は、Insider 向けベータチャネルで Windows 11 23H2 の最新ビルドを公開しました。KB5053661 で識別されるビルド番号 22635.5025 では、スタートメニューとファイルエクスプローラーの両方にいくつかの興味深い機能が導入されています。

注目すべき点としては、推奨ファイル機能がすべての Insider に利用可能になったことが挙げられます。さらに、スタートメニューには、推奨アプリケーションをグループ化する新しい機能があり、ユーザーがそれらをまとめてスナップする傾向を予測しています。

このアップデートでは、ファイルエクスプローラーの顕著なパフォーマンスの問題も解決されます。以下は、新機能と改善点の詳細を記した包括的な変更ログです。

新機能がベータチャネルに段階的に展開されます*

ファイルエクスプローラーの推奨ファイル

推奨ファイル機能は、個人用 Microsoft アカウントとローカルアカウントを使用しているすべての Windows Insider のファイルエクスプローラーホームで利用できるようになりました。この機能強化により、サムネイルプレビュー付きのカルーセル形式で表示されるユーザーアクティビティに基づいて、重要なファイルにすばやくアクセスできます。これには、頻繁にアクセスされるファイル、最近ダウンロードしたファイル、およびファイルエクスプローラーギャラリーに追加されたアイテムが含まれます。職場または学校のアカウント (Entra ID) を持つユーザーには、このビルドで追加の推奨事項が提供されます。この機能はまだ EEA (欧州経済地域) で展開されていないことに注意してください。クイックアクセスフォルダーは、固定されたフォルダーに簡単に移動できるように、ナビゲーションウィンドウで引き続き利用できます。

推奨ファイルを表示するファイルエクスプローラーホーム。

ベータチャネルに段階的に展開される変更と改善*

[スタートメニュー]

新しい実験では、スタートメニューの [おすすめ] セクションにスナップグループを提案し、一緒にスナップされる可能性が高いと思われる 2 つのアプリの組み合わせを表示することを目指しています。この機能に関するフィードバックをお待ちしています。

スタートメニューにまとめてスナップできる推奨アプリの視覚的な表現。

[タスクバーで検索]

EEA のユーザー向けの Windows Search での Web 検索プロバイダーのサポートが強化され、全体的な検索可能性が向上しました。

修正はベータチャネルに段階的に展開されます*

[ファイルエクスプローラー]

X ボタンを使用するとファイルエクスプローラーの終了時間が遅くなる問題 (追加のタイトルバー機能に影響する可能性があった問題) を修正しました。

既知の問題

[スタートメニュー]

スタートメニューの新しいグリッドビューとカテゴリビューに関して認識されている問題は次のとおりです。

インストール後、アプリアイコンがグリッドビューやカテゴリビューに表示されるまでに時間がかかる場合があります。

右クリックしてアプリのコンテキストメニューが表示される前に、「スタート設定」のコンテキストメニューが断続的に点滅します。

Windows ツールに関連付けられたアプリケーションは、単一のアプリに統合されるのではなく、フォルダーに分類されます。

[ファイルエクスプローラー]