
MSIは、AM5 800シリーズマザーボード向けに特別に設計された最新のBIOSアップデート、AGESA 1.2.0.3eを発表しました。このリリースでは、新しいAMD Ryzen CPUとの互換性が向上し、メモリサポートも強化されています。
AGESA 1.2.0.3e BIOS の機能強化: CPU サポートの拡張と 256 GB DDR5 メモリの互換性
AGESA 1.2.0.3e BIOSは、AGESAアップデートの休止期間を経て、大きな進歩を遂げたものです。最近、複数のマザーボードメーカーがAGESA 1.2.0.3 Patch Dを活用したファームウェアアップデートをリリースしました。しかし、MSIは800シリーズマザーボード向けに、特にユーザーのパフォーマンス向上を目的として、この新しいアップデートをリリースしました。
MSIは、X870/B850マザーボード向けの新しいAGESA 1.2.0.3e BIOSをリリースしました。この新しいBIOSは、Hynix/Micron/Samsung製256GB(64GB x4)メモリへの最適化と、将来のCPUサポートを備えています。AMDの新CPUも近々登場?🧐🧐🧐 pic.twitter.com/yipnTwhFpH
— chi11eddog (@g01d3nm4ng0) 2025年6月11日
AGESA 1.2.0.3eアップデートでは、CPUとメモリの拡張の両方に対応する重要な機能が導入されています。特に、MSIの800シリーズマザーボード(X870およびB850モデルを含む)は、Hynix、Micron、Samsungなどの様々なDRAMメーカーのメモリを4×64GB構成で最大256GBまで搭載できるようになりました。また、このアップデートでは、2DPC 1R構成との互換性が最適化され、Samsungの4Gx8メモリチップのオーバークロック設定も改善されています。
この改良により、オーバークロッカーや愛好家は、様々なサプライヤーの最新DDR5 DRAMモジュールを使用し、優れたメモリ互換性と強化されたオーバークロック機能を体験できるようになります。これらの進歩により、AM5のDDR5機能は、現在CUDIMMをサポートしているIntelのCore Ultra 2プラットフォームにさらに近づきます。

この最新BIOSアップデートで最も興味深い点の一つは、MSIが次期AMD Ryzen CPUのサポートを正式に発表したことです。CPUに関する具体的な詳細は未発表ですが、特に最近のRyzenの新製品リリースを示唆する兆候を踏まえると、Zen 5ベースのCPUではないかという憶測が広がっています。標準的なRyzenから、Ryzen 9000G「Strix Desktop」のようなAPUベースのCPUまで、幅広い製品が考えられることから、AMDがデスクトップ市場向けにエキサイティングな開発を進めていることが示唆されます。
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