キム・ポーターの子供達は彼女がディディについての話題の回想録を執筆していないと主張

アメリカの女優でモデルのキム・ポーターの子供たちは、亡き母がショーン・「ディディ」・コムズとの関係についての回想録を執筆したという疑惑を否定した。アマゾンでこの本の人気が高まっているにもかかわらず、ポーターの子供たちは、9月初旬に発売された「KIM’S LOST WORDS: A Journey for Justice, from the Other Side…」はフィクションであると主張している。

この回想録はコムズとの虐待的な関係を詳細に記述していると言われており、ニューヨークで逮捕される直前に出版された。ポーターの子供たち、クインシー、クリスチャン、ジェシー、ディライラは9月25日にインスタグラムで共同声明を発表し、回想録の正当性を否定した。

「私たちのお母さんが本を書いたという主張はまったくの嘘です。母は書いていませんし、原稿を持っていると主張する人は誰でも自分を偽っています」と子供たちは主張した。

彼らはさらに、この本を宣伝している個人に向けて次のように語った。

「私たちの母やその家族に代わって話すいわゆる『友人』は友人ではなく、心から母の利益を考えてくれているわけでもない。」

キム・ポーターの以前の交際相手との間に生まれた息子だが、コムズに育てられたクインシーは、クリスチャン、ジェシー、ディライラの姉弟とともに回想録を非難した。これはディディ逮捕後、彼らが公に出した最初の声明だ。この本の出版は、2018年のポーターの死をめぐる憶測を再燃させたが、子どもたちは彼女の死因は肺炎であると繰り返し述べ、不法行為の疑いを全面的に否定した。

キム・ポーターの回顧録をめぐる物議を醸す主張

問題の本には、キム・ポーターに対してディディが行ったとされる身体的暴力、性的強要、虐待に関する衝撃的な主張が書かれている。これらの告発は幅広い憶測を巻き起こしたが、ポーターの子供たちはそのような噂を断固として否定し、母親とディディの関係についての「傷つくような虚偽の物語」と向き合わざるを得なかったと述べている。

ジャマル・T・ミルウッドがキンバリー・A・ポーターのために出版したこの回想録は、コームズの逮捕と起訴を受けてアマゾンのベストセラーリストにランクインした。

ジャマル・T・ミルウッドは、コムズのバッド・ボーイ・レコードのライバルであるデス・ロウ・レコードに所属していたトゥパック・シャクールの別名だという説もある。シャクールが1996年に射殺された事件にディディが関与していたと推測する者もいるが、ラッパーのディディは一貫して関与を否定している。

ローリングストーン誌の9月24日の報道によると、ミルウッドは実際には調査ジャーナリストのトッド・クリストファー・ガッゼのペンネームであり、彼はキム・ポーターとコームズに近い業界関係者2人から回想録の原稿を受け取ったと主張している。しかしガッゼは回想録の信憑性を検証できず、次のように述べた。

「もし誰かが私に『生きるか死ぬか、その本は本物か？』と迫ったら、分からないと言わざるを得ません。でも私にとっては十分本物です。」

キム・ポーターは2018年11月、大葉性肺炎のため47歳で悲劇的に亡くなった。彼女の死後、コムズは2人の絆を「親友以上のもの」と表現した。しかし、この本の出版により、彼女の死をめぐる陰謀説が再燃したが、ポーターの子供たちはそれを強く否定している。彼らは、世界が「私たちの人生で最も悲劇的な出来事を大げさに見せ物にした」ことに悲しみを表した。

ドルチェ＆ガッバーナ - 最前列 - ミラノメンズファッションウィーク 2018 春夏 - 出典: Getty — ドルチェ＆ガッバーナ – 最前列 – ミラノメンズファッションウィーク 2018 春夏 – 出典: Getty

ローリングストーン誌は、クリス・トッドというペンネームを使うガッゼがこの本の著者であることを明らかにした。ニコール・ブラウン・シンプソンやゾディアック・キラーなど、いくつかの有名な事件を担当したと主張するガッゼは、身元不明の情報源から原稿を入手した。論争が続いているにもかかわらず、彼は、具体的な証拠がないにもかかわらず、この回想録はキム・ポーターの本当の声を反映しているという立場を堅持している。

ポーターさんの子供たちは、母親の死に「不正行為はない」と改めて主張し、悲しみが続く中プライバシーを求めた。