
2025年10月パッチ火曜日:マイクロソフトの最新セキュリティアップデート
10月の第2火曜日を迎え、今年もパッチ火曜日の時期がやってきました。Microsoftは、2025年10月に向けて、月例セキュリティ更新プログラム(通称「Bリリース」)をリリースします。このリリースは、Windows Server 20H2と、サポート対象の最新バージョンであるWindows 10(20H2、21H2、22H2)に影響します。
今月のアップデート(KB5066791)では、ビルド番号が19044.6456と19045.6456に引き上げられています。単体のアップデートをダウンロードしたい場合は、こちらのリンクからMicrosoft Updateカタログから入手できます。なお、本日Windows 10のサポートが正式に終了するため、これがWindows 10向けの最後のパッチとなります。
アップデートの主な機能強化と修正
今回のアップデートの主な目的は、システムセキュリティの強化と様々なバグの修正です。重要な変更点の概要は以下のとおりです。
[入力と構成]
- 中国語入力方式エディター (IME) 内で、GB18030 標準に準拠していないため、プライベート Unicode 文字が誤って表示される問題を解決しました。
- フィールドの長さ制限に達するとサロゲート ペアが空のボックスとして表示される、USER32 編集コントロールに影響する問題に対処しました。
[Windows リモート管理 (WinRM)]
- PowerShell リモート処理と WinRM に影響し、コマンドが 600 秒後にタイムアウトする原因となっていたタイミングの問題を修正しました。
[ライセンス]
- 新機能:このリリースでは、Azure 環境における証明書チェーンの検証強化を目的としたサービス スタック更新 (SSU) が導入されました。詳細については、サービス スタック更新のセクションをご覧ください。
[FAXモデムドライバ]
- ltmdm64.sys ドライバーが削除されたため、Windows でこのドライバーに依存するすべての FAX モデム ハードウェアが無効になります。
このアップデートでは、Noto フォントに関連する既知の問題が発生することに注意することが重要です。
古いWindowsバージョンのアップデート
主要なアップデートに加え、Windows 10の旧バージョンにも本日パッチが配信されました。各バージョンの詳細(リリースノート(KB)とMicrosoft Updateカタログからのダウンロードリンクを含む)は以下のとおりです。
バージョン | KB | 建てる | ダウンロード | サポート |
---|---|---|---|---|
1809 | KB5065428 | 17763.7792 | カタログの更新 | 長期サービスチャネル (LTSC) |
1607 | KB5065427 | 14393.8422 | カタログの更新 | |
1507 | KB5065430 | 10240.21128 | カタログの更新 |
お知らせです。Windows 10 バージョン 20H2 および 1909 は正式にサポート終了となりました。また、LTSC 以外の 21H2 も同様のサポート終了となりました。
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