
Kep1erの福州公演延期:中国におけるK-POPへの影響
K-POPガールズグループKep1erの中国・福州でのファンコンサートが正式に延期されました。当初は2023年9月13日に福建会館で開催予定でしたが、「現地の避けられない事情」により無期限に中止されることが、8月27日にグループのマネジメントによって発表されました。
現時点では代替公演の日程が決まっておらず、ファンや業界関係者はコンサートの延期がいつになるのか、あるいは延期されるのかどうかさえ不透明な状況にあります。このイベントは、約1, 500人の観客を前に、ファンとの親密な交流と15曲のエネルギッシュなパフォーマンスを融合させたもので、Kep1erのキャリアにおける重要な節目となるはずでした。
この出来事の意義
福州でのコンサートは、2016年に韓国に米軍の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)が配備された後に始まった韓国のエンターテインメントの事実上の禁止を受けて、中国本土で初めて行われた大規模なKポップイベントの一つとなった。この措置の結果、北京は韓国の音楽とテレビに対する厳しい規制を導入し、「韓流」規制と呼ばれることが多い。
これらの制限は法律として正式に制定されていないものの、韓国アーティストの中国での公演機会を事実上制限しており、厳しい条件の下で小規模なファンミーティングのみが許可されている。今年初めには、SHINeeのテミンとMAMAMOOのソラのパフォーマンスが目立った。
業界の反応と将来への影響
業界関係者は、Kep1erのコンサートを、こうした厳格な規制緩和の試験的な試みと捉えていた。グループの所属事務所は、このイベントはファン中心の集会という新時代の幕開けであり、アーティストが既存の規制に抵触することなく、地元のサポーターと交流できる機会を提供するものだと説明した。
しかし、公演のわずか2週間前に延期が発表されたことは、K-POP業界における土壇場でのキャンセルという憂慮すべき傾向を示唆している。今年だけでも、新人ボーイズバンドEPEXが中国でのコンサートを中止し、G-DRAGONも同じ時期に上海でのメディア展示会を中止した。
Kep1erの旅と将来の展望
Mnetの人気リアリティ番組「ガールズプラネット999」から結成されたKep1erは、2022年にデビューし、「Up!」や「We Shine」などのヒット曲で瞬く間に人気を博しました。日本や韓国を含むアジア各地をツアーし、魅惑的な歌声とダンスパフォーマンスで高い評価を得ています。期待されていた福州でのコンサートは、収益性の高い中国市場との繋がりを再構築するための重要な一歩となるはずでした。
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