ビットコインが日本円に対して1,000万円の大台を突破し、過去最高値を更新しました。このニュースに、世界中の暗号資産ファンが喜びを爆発させています。この影響で、暗号資産を新規に購入する人が増加しており、日常の買い物やカジノ 仮想通貨など、エンターテイメント分野でのコイン利用も広がっています。
このように、暗号資産業界が多様なトレンドを牽引している中で、日本での暗号資産の人気はどれほどのものなのでしょうか。本記事では、実際のデータを基にして、日本における暗号資産の現状を詳しく掘り下げていきます。
暗号資産を保有する日本人数
日本においても暗号資産は随時話題を生んでおり、ビットコインやイーサリアムで決済できるサービスも増えています。しかし、実際にはどれほどの日本人が暗号資産を保有しているのでしょうか。
暗号資産決済企業TripleA社が2023年に調査した「デジタル通貨の所有データ」によると、まず世界中で4億2,000万人以上の暗号資産保有者がいることが分かっています。つまり、全世界の所有率は4%以上ということになります。さらに国別に見ると、インドが9,300万人、中国が5,900万人、アメリカが5,300万人、ベトナムが2,100万人で、保有者数の上位にあがります。
そして、日本の暗号資産保有者数は約510万人という調査結果に。日本の人口比で言うと、4.13%が何かしらの仮想通貨を持っているということになるでしょう。
日本における人気の暗号資産
世界中で流通する暗号資産の銘柄数は、すでに数万以上を超えているとされています。また、昨今では新たなブロックチェーンのローンチが多発しており、これに伴い上場前のミームコインも急増しています。
このように星の数ほど存在する暗号資産ですが、日本においてはどの銘柄が高い人気を誇っているのでしょうか。市場および消費者データを提供するStatista社の2023年調査によると、日本ではまずビットコインが最も人気が高く、5,489億円分が流通しているとのことです。次に人気を誇るのがイーサリアムであり、流通額は760億円。そして、リップルが360億円、ビットコインキャッシュが46億円と続きます。
日本における暗号資産の市場規模
世界中で暗号資産市場が盛り上がる中、日本もこの勢いに乗り、暗号資産の市場規模拡大が予測されています。
具体的には、2024年中には26億8,300万ドルに達するとされており、さらに2028年までに41億4,100万ドルになると予測されています。つまり、2024年から2028年の5年間における年間成長率は11.46%であり、暗号資産が引き続き普及していくことが分かります。
なお、世界規模では2024年中に800億8,000万ドル、2028年までに1,121億ドルに到達することが見込まれています。
ビットコインが過去最高値に!アルトコインも追随
年初のSEC(米証券取引委員会)によるビットコイン現物ETF承認、そして4月中旬に予定されるビットコインの半減期。これらの要因が重なったことにより、ビットコインは3月5日(火)に、69,202ドルの過去最高値を記録しました。現在は価格が一時下落したものの、再び上昇の動きを見せています。
さらに、他のアルトコインも記録的な値をつけています。中でもイーサリアムは、3月6日(水)に年初来最高値となる3,900ドルを突破。イーサリアムは次週に大型アップグレード「デンクン」のメインネットローンチを予定していることから、最高値をどこまで更新し続けていくのか、注目が集まります。
また、ミームコインとして著名な柴犬コインは、1週間のうちに200%上昇。暗号資産市場全体のうち、10位に食い込む高騰を見せています。同じくミームコインであるペペコインに至っては、なんと370%以上の週間上昇率をマークしています。 このように暗号資産全体の価値が急騰していることから、X(旧Twitter)では常に「暗号資産」というキーワードが日本でトレンド入りしています。ただし、暗号資産はボラティリティが高く、資産を保証するものではありません。したがって、購入する際には、コインに対する調査や資産管理を徹底した上で検討するようにしましょう。
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