
Google が Lucidchart と Lucidspark の統合により Google Chat を強化
Googleはコラボレーションツールの大幅な強化として、LucidchartとLucidsparkをGoogle Chatに統合しました。これにより、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、ドライブ、カレンダーに続き、6番目のWorkspaceアプリケーションがChatに導入されることになります。
LucidchartとLucidsparkについて
Lucidchart をご存知ない方のために説明すると、Lucidchart はフローチャート、組織図、ネットワーク図など、様々なビジュアルを簡単に作成できる強力な作図ツールです。直感的なドラッグ&ドロップインターフェースと、チームワークを強化する共同作業機能を備えています。
一方、Lucidsparkはダイナミックなデジタルホワイトボードとして機能し、非構造化ブレインストーミングセッションやチーム間の共同アイデア創出に最適です。どちらのアプリケーションも、デジタル環境における創造性とコラボレーションを促進するために設計されたLucid Visual Collaboration Suiteの不可欠なコンポーネントです。
統合の主な特徴
Lucidchart と Lucidspark を Google Chat に組み込むと、次のような実用的な機能がいくつか提供されます。
- チャット会話内で共有された Lucidchart および Lucidspark リンクを即座にプレビューします。
- 「/lucidsearch」と入力すると、チャット ウィンドウから移動せずに Lucid ドキュメントにすばやくアクセスできます。
- 複雑な図表やブレーンストーミング セッションを進行中の会話に直接統合することで、チームの連携を強化します。
新機能へのアクセス方法
この統合を活用するには、組織のGoogle Workspace管理者による特別な手順が必要となる場合があります。LucidchartおよびLucidsparkのアドオンがすでにインストールされている場合は、すぐに機能をご利用いただけます。まだインストールされていない場合は、管理者がGoogle Workspace Marketplaceからこれらのアプリをインストールするか、許可リストに登録する必要があります。
展開スケジュールと利用可能状況
このアップデートは現在、即時リリースと計画リリースの両方のドメインに展開されており、3日以内にすべての機能が利用可能になる予定です。Googleによると、すべてのGoogle Workspaceのお客様、Workspace Individualのサブスクリプションメンバー、そして個人のGoogleアカウント所有者も、これらの連携機能にアクセスできます。
コミュニケーション強化のための「ハドル」のご紹介
LucidchartとLucidsparkの連携発表直後、Googleは「ハドル」という新機能も導入しました。Slackの同様の機能に着想を得たハドルは、チャットスレッドから直接音声通話を開始できる機能で、後からビデオ通話や画面共有を追加することもできます。このアップデートにより、コミュニケーションが効率化され、Google Meetのイベントを個別にスケジュールする必要がなくなります。
結論として、これらの開発により、Google Chat の共同作業機能が大幅に強化され、チームでアイデアを共有し、効率的に共同作業を行うことが容易になります。
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