Googleドキュメントでクライアントサイド暗号化を使用したMicrosoft Wordファイルの編集が可能に

Googleドキュメントでクライアントサイド暗号化を使用したMicrosoft Wordファイルの編集が可能に

Googleドキュメント、クライアント側で暗号化されたMicrosoft Wordファイルの編集機能を導入

機密文書を管理するユーザーにとって画期的な開発として、Googleはクライアントサイド暗号化されたMicrosoft WordファイルをGoogleドキュメント内で直接閲覧・編集できるベータ版機能をリリースしました。この機能は、クライアントサイド暗号化によって機密データの安全性を確保しながら、GoogleとMicrosoftの両方のエコシステムを利用する組織にとって特に役立ちます。

Googleドキュメントでファイルを開くに移動します

新機能へのアクセス

この革新的な機能にご興味のあるGoogle Workspace管理者の方は、公式ベータ版リクエストフォームからアクセスをリクエストできます。アクセスが許可されると、ユーザーはすぐにこの機能を活用できるようになります。ただし、他のすべてのベータ版機能と同様に、一定の制限事項と留意すべき事項があることにご注意ください。

主な制限事項と考慮事項

  • 現在、.docx ファイル タイプのみがサポートされており、他の Word 形式は編集できません。
  • 許容される最大ファイルサイズは 20 MB です。
  • Google が暗号化されたドキュメントにおける Office 編集機能の改良を進めているため、互換性の問題が発生する可能性があります。つまり、一部の機能は編集できなくなる可能性がありますが、Microsoft Office で表示可能なドキュメントではそのまま保持されます。
  • Google ドキュメントで編集を行うと、更新されたファイルの一部の機能が変更または失われる可能性があります。このような変更が発生する可能性がある場合は、ドキュメント内で通知が表示されます。

提供状況と対象者

この新機能は、Google Workspace Enterprise Plus、Education Standard、Plus、そしてFrontline Plusのお客様が、管理者がクライアントサイド暗号化を有効にしている場合にご利用いただけます。これにより、教育機関や企業のユーザーがWord文書を安全に管理するための大きな可能性が開かれます。

MicrosoftのOfficeアイコンのビジュアルアップデート

関連ニュースとして、Microsoftもデザイン刷新を進めており、Officeアイコンの新しいアートワークについてユーザーからのフィードバックを募っています。2018年に導入されたフラットなデザインから脱却し、更新されたデザインはより精巧で3D的な外観を特徴としています。このトレンドを受けて、Redditユーザーのu/Thunder_Ruler0氏が、初期のコンセプトデザインをベースにした非公式アイコンパックを作成し、ユーザーに新しいビジュアルの方向性を探る機会を提供しています。

出典と画像

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