
Google チャット アプリ開発者向けの新機能
Googleは、Google Chat向けアプリケーションを開発する開発者向けに、一連のエキサイティングな新機能を発表しました。これらの機能は、すべてのWorkspaceユーザーが利用できるようになります。Google Chatをご存じない方のために説明すると、Google Chatはコラボレーションプラットフォームとして機能し、チームが専用の「スペース」内でメッセージを交換したり、ファイルを共有したり、共同作業を行ったりすることができます。ユーザーはGoogle Workspace Marketplaceからアプリケーションをダウンロードすることで、プロジェクト管理やアンケートなどの機能を有効にし、Chatエクスペリエンスを強化できます。
カルーセルウィジェットのご紹介
注目すべき機能強化の一つとして、カルーセルウィジェットの導入が挙げられます。これにより、開発者は整理されたインタラクティブなコンテンツを水平スクロール形式で表示できるようになります。ただし、このウィジェットへのアクセスは自動的に許可されるわけではなく、開発者はまずGoogle Workspace Developer Preview Programへの参加を承認される必要があります。
このプログラムへの参加にご興味をお持ちの場合は、プログラム規約をよくお読みください。その後、Google Workspace アカウントと Google Cloud プロジェクトの詳細情報を使用してお申し込みいただけます。Google は、申請を迅速に、通常数日以内に審査することをお約束します。
強化されたマークダウンサポート
もう一つの重要な改善点は、 Markdownサポートの統合です。多くの言語モデルがMarkdown形式でテキストを生成するため、この機能はAIエージェントを扱う開発者にとって特に有益です。開発者はチャットカードにMarkdownテキストを直接挿入してフォーマットできるため、これまでは解析してHTMLに変換する必要がありましたが、今回の変更でその必要がなくなりました。以下は、Google ChatでサポートされているMarkdown機能の概要です。
形式 | シンボル | 構文例 |
---|---|---|
大胆な | * | *こんにちは* |
イタリック | _ | _こんにちは_ |
取り消し線 | 〜 | 〜こんにちは〜 |
ミニバン | ` | 「こんにちは」 |
等幅ブロック | 「` | 「こんにちは世界」 |
箇条書きリスト | * または – | * アイテム1 |
リストとコードブロックの追加
さらに、開発者は、順序付きリスト、順序なしリスト、ネストされたリスト、およびコード ブロックをカードに組み込むことができるようになり、構造化された理解しやすい情報でユーザー エクスペリエンスを充実させることができます。
簡素化されたアプリ統合
これらの機能に加えて、Googleはチャットアプリの操作性を合理化しました。以前は、ユーザーは使用したいチャットごとにアプリケーションを手動で追加する必要がありました。今後は、一度アプリケーションをインストールすると、すべての会話で自動的に使用できるようになります。例えば、アンケートアプリをインストールすると、ユーザーはアプリを何度もインストールすることなく、どのチャットでもアンケートを開始できます。
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