
Microsoft Edge 138: メジャーアップデートでAI機能と拡張機能を導入
Microsoftは、人気のウェブブラウザEdge 138を正式にリリースしました。これは、Edgeの大幅なアップグレードとなります。 と呼ばれるこの新バージョンには138.0.3351.55
、AIを活用した履歴検索をはじめとする革新的な機能が満載されているほか、様々なバグ修正と重要なセキュリティアップデートも含まれています。
主な機能: AIを活用した履歴検索
Edge 138の目玉機能の一つは、AIを活用した履歴検索です。この機能により、ユーザーは同義語、フレーズ、さらにはスペルミスなどを利用して、閲覧履歴からウェブサイトを見つけることができます。重要なのは、Microsoftがこの機能はデバイス上で動作し、個人データが外部に送信されることはないと強調していることです。ただし、この機能がすべてのユーザーに完全に展開されるまでには数日から数週間かかる可能性があることにご注意ください。
Edge 138 の追加機能強化
ユーザーは、次のような追加の改善も享受できます。
- パフォーマンス通知: Edge 138 では、ブラウザーのパフォーマンスに関する分析情報を提供する通知が導入されています。
- 自動入力同意の切り替え:この新しい設定により、Microsoft はブラウジング セッション中にフィールド名を収集して自動入力機能を強化できます。実際の入力データは収集されないため、ユーザーのプライバシーが確保されます。
生産性向上のための新機能
いくつかの新しい機能は、ユーザー エクスペリエンスと生産性の向上を目的としています。
- 外部リンクのデフォルト プロファイル: Windows では、Edge は、外部リンクが利用可能な場合、プライマリ作業プロファイルを自動的に使用して外部リンクを開きます。
- Microsoft 365 Copilot チャット要約: Edge のコンテキスト メニューからアクセスできるこの機能を使用すると、ユーザーはアクティブなページのコンテンツをすばやく要約して問い合わせることができます。
- 新しいタブ ページ (NTP) の Copilot: NTP の検索ボックスに、Copilot からの生産性関連のプロンプトが表示されるようになりました。
- MIP で保護された PDF での機密ラベルのサポート:エンタープライズ ユーザーは、Microsoft Information Protection (MIP) で保護された PDF に関連付けられた機密ラベルを表示できるようになり、機密文書の準拠した取り扱いが保証されます。
バグ修正とセキュリティパッチ
Edge 138 では、いくつかの重要な問題にも対処しています。
- バージョン 133 以降で WebDriver の自動化を妨げるバグを解決しました。
- 再度有効化されたテキストエリア要素が編集不可のままとなり、Privileged Identity Management のロール割り当てタスクに影響する問題を修正しました。
セキュリティ脆弱性への対処
このアップデートでは、合計6件のセキュリティ脆弱性が修正されています。そのうち3件はMicrosoft Edgeに固有のもので、残りの3件はChromiumに関連しています。これらのセキュリティ修正に関する詳細は、Microsoft Security Response Centerをご覧ください。
今後の展望
Microsoft Edge の次回の予定されている更新バージョン 139 は、2025 年 8 月 7 日の週にリリースされる予定です。Microsoft はこのブラウザーを進化させ続けていくので、今後の機能強化や新機能にご期待ください。
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