
Microsoft Edge ベータ版アップデート: バージョン 136.0.3240.8
Microsoftは先日、Edge Insider向けに重要なアップデートをリリースしました。特にBetaチャネルのユーザーを対象としています。バージョン136.0.3240.8と呼ばれるこのアップデートでは、ブラウザ設定におけるユーザーエクスペリエンスの向上を目的とした多数の機能強化が導入されています。主な変更点としては、ナビゲーションオプション、アラート、プロファイルの表示設定、新デザインの拡張機能ページ、その他様々な機能強化が挙げられます。
変更ログの概要
以下は、このアップデートで導入された主な機能と変更点です。
- 更新された Edge 更新アラート: ユーザーは、[設定とその他] メニュー (「…」) に新しいバッジが表示され、Microsoft Edge の更新プログラムが利用可能になったことを通知されます。
- パフォーマンスとセキュリティの強化:設定とその他メニューが再構成され、アップデートアラートへのアクセス性が向上しました。さらに、ブラウザの基本設定が「パフォーマンス」と「セキュアネットワーク」という2つの独立したエクスペリエンスに分類され、どちらもメニューからアクセスできるようになりました。注:この機能は段階的に展開されるため、利用状況は変更される場合があります。
- ツールバーでのプロフィールの表示:タブストリップの使いやすさを最大化するため、特に複数のタブを開いている場合のプロフィールアイコンをツールバーに移動しました。デフォルトでは最小化されたアイコンで表示されるようになります。ネットワーク管理者は、既存の設定に影響を与えることなく、組織のブランディング要件に応じてこの設定を調整できます。
- 新しいパスワード管理ポリシー:ブラウザにPasswordExportEnabledポリシーが追加されました。これにより、管理者はedge://wallet/passwordsインターフェースの「パスワードのエクスポート」ボタンの利用可否を設定できます。無効にすると、ユーザーはパスワードをエクスポートできなくなります。
- HTTPS ポリシーの更新: AutomaticHttpsDefault ポリシーはバージョン 136 以降では非推奨となり、バージョン 139 では現在利用可能な新しい HttpsUpgradesEnabled ポリシーに置き換えられます。
- セキュアパスワード展開機能:組織はEdge管理サービスを介してセキュアパスワード展開機能を利用できるようになりました。これにより、暗号化された共有パスワードをユーザーに展開し、実際のパスワードを公開することなくセキュリティを強化できます。この機能はまだパブリックプレビュー段階であり、Microsoft 365管理センターから対象リリースへのオプトインが必要です。
- 設定ナビゲーションの改善:Microsoft Edge では、設定内のナビゲーションが合理化されました。既存の機能はそのままに、主要な設定にはクリック可能なセクションが追加され、アクセスが容易になりました。具体的には以下のとおりです。
- 設定ページの先頭にあるクイック アクセス セグメントで、よく使用するアクションにユーザーを直接誘導します。
- 設定ページ(プライバシーやパフォーマンス設定など)のナビゲーションが強化され、ユーザーはより少ないクリック数で特定のアクションにアクセスできるようになりました。
- 長い設定セクションのための「目次」構造により、ナビゲーション性が向上し、スクロールが最小限に抑えられます。
- 拡張機能管理の改善:ブラウザ設定(edge://settings)に専用の「拡張機能」ナビゲーションメニューと検索機能が追加され、インストール済みの拡張機能をより簡単に検索・管理できるようになりました。注:他の機能と同様に、この機能は段階的な展開であり、すべてのユーザーがすぐに利用できるとは限りません。
追加の機能強化
前述の主要なアップデートに加え、Beta チャネルの Edge 136 には、以前の Dev チャネルの機能アップデートからの改良も含まれています。これらの改善点の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
Edge 136 ベータ版を探索する
5月1日の週に予定されている正式安定版リリースに先立ち、ベータチャネルでEdge 136の最新機能を体験したいユーザーは、公式Edge Insiderウェブサイトからダウンロードできます。このバージョンは、Windows、macOS、Linux、Androidに対応した安定版やその他のプレビューリリースと併用できます。
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