
EA、業界のレイオフを受けクリフハンガー・ゲームの閉鎖を発表
エレクトロニック・アーツ(EA)は、シアトルに拠点を置くスタジオ、クリフハンガー・ゲームズの閉鎖を公式に発表しました。クリフハンガー・ゲームズは、6年前にケビン・スティーブンス氏によって設立され、『シャドウ・オブ・モルドール』の開発で知られています。同スタジオは、マーベル・コミックの象徴的なキャラクター、ブラックパンサーを題材にしたオリジナルゲームの開発に取り組んでいました。
最近のレイオフは継続的な課題を示唆している
この発表は、EAにおける大幅な人員削減に続くもので、わずか1ヶ月前にはRespawn Entertainmentから約300人から400人の従業員が解雇されました。スペインの情報筋eXtas1sによる新たな報道によると、コードマスターズの本社が閉鎖される可能性があり、さらに約400人の開発者が影響を受けるなど、さらなる人員削減が差し迫っている可能性があるとのことです。
EA Sportsプロジェクトへの統合
内部情報筋によると、今回のレイオフは、影響を受ける従業員をEA Sportsの進行中のプロジェクト、特に新作F1タイトルと近日発売予定の「ニード・フォー・スピード」シリーズに統合する可能性があるとのことです。この戦略は、EAがリソースを統合し、ゲーム業界における競争力を維持しようとする試みを反映しています。
ゲーム業界への影響
こうした統合とレイオフの波は、今年に入って既に数々の課題に直面してきたゲーム業界にとって、大きな変革を象徴するものです。市場動向と消費者の嗜好の変化を踏まえると、統合の傾向は必要な調整と捉えられるかもしれません。
EA傘下のコードマスターズ
EAは再編に先立ち、テイクツーを上回り12億ドルでコードマスターズを買収しました。CEOのフランク・サニエ氏はこの戦略的な動きを「完璧な組み合わせ」と高く評価しました。しかし、コードマスターズは買収以来、ニード・フォー・スピードシリーズの強化を目的としたクライテリオン社との合併など、大きな変化を遂げてきました。また、最近の動きでは、Nacon社によるライセンス奪還により、コードマスターズがWRCゲームの制作を中止する可能性があることが示唆されています。
F1ゲームに焦点を当てる
EAはコードマスターズを新たなF1ゲームの開発に集中させる方向に導いているようだ。最新作の『F1 25』は、洗練されたプレゼンテーション、マイチームモードの改善、そして様々な機能強化により好評を博している。クリス・レイによる詳細なレビューでは、本作には小さな問題点はあるものの、コードマスターズのポートフォリオに残る素晴らしい作品であることを強調している。
ゲーム業界の最新動向、特に EA の戦略的決定や新作リリースに関する詳細については、次のリンクをご覧ください。
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