
XFX は、AMD の最新の RDNA 4 ベースのプロフェッショナル グラフィックス カードが、プレビルド システムを通じてのみ提供されることを正式に発表しました。これは、AMD の製品配布方法の戦略的転換を示しています。
Radeon AI PRO R9700: 一部のシステムビルダーで独占販売
AMDはCOMPUTEXで発表した新製品Radeon AI PRO R9700を7月末に正式に発売しました。NAVI 48ダイを搭載し、プロフェッショナル向けワークステーションGPUとして位置付けられています。Threadripper 9000 CPUは様々な小売プラットフォームで販売が開始されていますが、Radeon AI PRO R9700は依然として一般消費者向け製品リストに掲載されていません。

この入手しやすさの制限は、AMDが販売を特定のシステムインテグレーターに限定するという決定に起因しています。AMDのボードパートナーであるXFXは、AMDのリファレンスデザインをミラーリングしたXFX Radeon AI PRO R9700エディションを、これらのシステムビルダーを通じてのみ販売することを確認しました。GPUは正式に発売されたものの、認定インテグレーターのリストに掲載されるまでには数日かかる可能性があり、DIYユーザーがこのモデルを購入することは事実上不可能となります。
AIワークロードを主なターゲットとするRadeon AI PRO R9700は、VRAM容量の増強など、大幅な機能強化が施されており、RX 9070シリーズの魅力的な代替製品となります。RX 9070 XTが16GBのVRAMを搭載するのに対し、R9700は32GBのGDDR6 VRAMを搭載し、要求の厳しいタスクにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。ただし、システムインテグレーターを通じてのみ入手可能なため、公式メーカー希望小売価格(MSRP)の決定は困難です。

AMDは前世代とは異なり、R9700のリファレンスデザインを販売しないことを決定したため、DIYセグメントでの入手性が限定的となっています。その理由は依然として不明です。さらに、AMDはNAVI 48を超える高性能GPUダイの計画をまだ明らかにしていないため、RDNA 4ラインナップではR9700の性能を超えるGPUは導入されない可能性があります。前世代では、AMDは80クラスと90クラスのPRO GPUをオプションとして提供しており、それぞれVRAM容量が32GBと48GBでした。R9700はPRO W7700と直接競合しますが、同じ256ビットのメモリバスインターフェースを維持しながら、VRAMが2倍になっています。
詳細はXFX公式サイトをご覧ください。
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