
マイクロソフト、Windows 向け新しい Outlook への移行を継続中
ユーザーベースからの強い反発にもかかわらず、Microsoftは従来のWindows版Outlookを段階的に廃止し、新しいWebベースのアプリに移行するという取り組みを継続しています。同社はユーザーからのフィードバックに積極的に対応し、ユーザーエクスペリエンス全体を向上させるためのアップデートを毎月リリースしています。
2025年6月のアップデートのハイライト
この日、マイクロソフトは2025 年 6 月のアップデートを発表し、Outlook ユーザーから強く要望のあったいくつかの機能を含む多数の改善を導入しました。
.pst ファイルのサポート強化
この最新バージョンでは、.pst(Outlook データファイル)ファイルのサポートが強化され、これらのファイルに保存されているメールへの返信や転送が可能になりました。Microsoft は、.pst ファイルの互換性をさらに強化し、この機能を引き続きご利用いただいているユーザーの皆様がシームレスに移行できるよう尽力しています。
Copilot機能の統合
Microsoft 365 Personal または Family サブスクリプションを通じて Copilot Pro または AI クレジットにアクセスできる個人用 Microsoft アカウントをお持ちのユーザーは、Outlook アプリに統合されたさまざまな個人用メールアカウントで Copilot 機能をご利用いただけるようになりました。これには、Outlook.com、Hotmail.com、Live.com、MSN.com、Gmail、Yahoo、iCloud などの一般的なメールプロバイダーが含まれます。
合理化された電子メール管理
このアップデートでは、個人アカウント間でメールを転送するより簡単な方法が導入されました。この機能は企業ユーザー向けにはデフォルトで無効になっていますが、管理者は必要に応じて有効にすることができます。
オフラインモードの機能強化
注目すべき点として、Microsoft はオフラインモードにおけるデフォルトのメール同期期間を 7 日から 30 日に延長しました。また、オフラインでも検索フォルダーにアクセスしたり、送信済みメールをキャンセルしたりできるようになり、様々な環境での使い勝手が大幅に向上します。
メールコーチングサポート
このアップデートには、Copilotの新しいメールコーチング機能も含まれています。この機能は、メールを送信する前に、トーン、明瞭さ、感情表現を改善するための提案を提供します。さらに、これらの提案が不要な場合は、設定ウィンドウのCopilotコントロールページにアクセスして、簡単にCopilotを無効にすることができます。
共有フォルダのアクセシビリティの強化
Microsoft では、ユーザーが共有フォルダーをお気に入りに追加しやすくなり、お気に入りリストから重要なコンテンツに直接、迅速かつ便利にアクセスできるようになりました。
新しい連絡先タグ付け機能
最後に、メール作成時に外部連絡先候補として表示される「外部」タグの導入は、便利な機能強化です。この機能により、ユーザーは社内と社外の連絡先を区別しやすくなり、コミュニケーションの明確さと効率性が向上します。
詳細については、こちらで完全なアップデート発表をご覧ください。
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