
キム・ビョンウ監督、『全知全能の読者:預言者』にBLACKPINKジスが出演したことで批判を浴びる
キム・ビョンウ監督が、待望の映画『全知全能の読者:預言者』にBLACKPINKのジスを起用した決定は、韓国のネットユーザーや原作ウェブトゥーンの熱狂的なファンの間で激しい批判を巻き起こしている。最近の制作発表会で、キム監督はジスの称賛に値する「情熱」と強い仕事倫理を、彼女をこの役に抜擢した重要な要素として強調した。監督はジスの献身的な姿勢が作品全体の質を高めると述べ、自身の起用に自信を示した。
しかし、キム監督がジス演じるイ・ジヘがストーリーの重要な役割を担っていないことを率直に認めたことで、事態は悪化した。彼は「観客の心を本当に掴む」ことができる人物をキャスティングしたいと述べ、その熱意だけでキャスティングを正当化できるのか疑問視する声が上がった。批評家たちは、プロの俳優にとって献身的な姿勢は当たり前のことであり、意思決定プロセスにおいて適切な考慮が欠如している可能性があると指摘した。
映画の詳細と期待
キャラクターの変更が怒りを呼ぶ
キャスティングをめぐる論争に加え、ファンからはジスのキャラクター変更に対する怒りの声が上がっている。原作ウェブトゥーンでは、イ・ジヘは前髪があり剣の扱いに長けているが、映画版ではジスは前髪がなく銃を手にしている。この変更は原作の信憑性を損なうと感じ、ファンを動揺させている。
記者会見でキム監督は、これらの変更点を擁護し、自身のビジョンには多様なアクションシーンと武器が必要だったと説明した。ウェブトゥーン愛好家はオリジナルのキャラクター設定を好む可能性もあることを認めつつも、これらの変更は映画の重要な瞬間を強調するために行われたと主張した。
適応の完全性に関する広範な懸念
ジスのキャスティングに対する反発は、映画の脚色に対するより広範な懸念を反映しており、一部の批評家は、この映画が国際的な観客に迎合するために歴史的・文化的要素を犠牲にしていると主張している。ジスの以前の演技作品に対する批判と比較すると、彼女の演技の正確さと発声の精度に関する問題が指摘された。
論争は続いているものの、今夏の公開への期待は高まっている。キム監督は、映画が完成し公開されれば、観客は彼のビジョンと創造的な選択を評価してくれるだろうと楽観的な見通しを示した。
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